プラティープ財団の設立
プラティープ先生はクロントイスラムにおける
「一日一バーツ学校」などの取り組みが認められ、1978年8月31日、アジアのノーベル賞といわれる「ラモン・マグサイサイ賞」(社会福祉部門)を受賞
しました。その時の奨励金2万ドル(当時のレートで402,500バーツ)を基金として「ドゥアン・プラティープ財団」を設立し、理事長にクリアンサック
首相(当時)を迎えました。
「ドゥアン・プラティープ」とは、どんな困難があっても常に明かりが灯されていて、子どもたちは希望を持って発育していくことを意味しています。
財団のシンボルマークには、その願いが込められているのです。こうした願いに対して、クロントイ地域では、人材開発センター、スラムチャイルドケア-セン
ター、住民麻薬取締委員会、シーカーアジア財団等のNGOが次々と誕生し、協力してスラムの生活改善を目指していくようになりました。
そして教育を中心とし、多くの活動を進めるNGOとして、ドゥアン・プラティープ財団は、2008年に財団設立30周年を迎えます。
現在実施している活動は、次の4つの分野に分けて行っています。 1、教育推進事業
○教育里親制度
○芸術プロジェクト
○難聴児教育
○おはなしキャラバン
○ドゥアン・プラティープ幼稚園 2、スラム地域開発事業
○スラム地区の幼稚園支援プロジェクト
○クロントイ信用組合
○高齢者プロジェクト 3、人材育成事業
○青少年育成プロジェクト
○エイズ予防対策プロジェクト
○「生き直しの学校」プロジェクト 4、緊急支援事業
○クロントイ消防隊
○津波プロジェクト |